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2008年9月 3日 (水)

鬼龍院花子の生涯

この映画、封切り当時は僕は学生でした。彼女ではなかったですが同級生の結構魅力的な女性とふたりで観たもので、正直、映画に集中してなかったです(*^-^*)。

というわけで、それから四半世紀以上たった今、五社英雄監督『鬼龍院花子の生涯』(1982)をあらためて観ました。いやいや、こんな映画だったのですね。まったく素晴らしいです。びっくりです。かなりの名作です。

大正から昭和にかけて、土佐の任侠-鬼龍院政五郎とその周りの女性達の生き様を描いた物語。仲代達也は粗暴で、無茶苦茶で、それでも男気にあふれた政五郎の魅力を存分に演じています。一家を率いる親分の貫禄、妾に子供ができたときのあの無邪気なはしゃぎ様、チフスにかかった本妻(岩下志麻)が心配だけど感染するのが怖くて近づけない情けない姿、夫の遺骨を夫の実家から取り戻した養女松恵(夏目雅子)を誇らしげに褒め、さらにさらわれた娘花子を助けるために最後の戦いに行くときの決意の顔…すべての演技に政五郎の人間性、存在感があふれていて凄いです。

最後の戦い、川の土手の道に、照明として吊るされたいくつもの裸電球の電線にからみながらの殺陣は迫力と斬新さという点で見事のひとこと。五社英雄監督の本領発揮です。

そしてそして、なにより女優の方々。夏目雅子は美しい。有名な「なめたらいかんぜよ」の台詞も堂に入っててしびれます。その子供時代の松恵を演じた仙道敦子も負けずに素晴らしい演技です。岩下志麻、夏木マリ、中村晃子、新藤恵美…なんと豪華なキャストでしょう。

あぁ、こんな素晴らしい映画を、隣の女の子が気になってちゃんと観ていなかった26年前の情けない私。でもまぁ、そんなものでしょう。というか、そっちの方が普通ですよね(^-^)。

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