汚名
イングリッド・バーグマンは、中途半端マイナー志向の私としては珍しく好きなメジャーな女優さんです。といっても、ちと注釈がついて、正確には『汚名』(1946)のイングリッド・バーグマンが好きなのです。映画の冒頭、ドイツのスパイだった父親の裁判シーンのあと、自暴自棄になって、パーティで酔いどれている彼女の色っぽいこと(*^-^*)。ケイリー・グラントに恋しながら、今度はアメリカのスパイとして、ナチの一味で彼女に気のあるクロード・レインズに接触し、結婚までして情報を取ろうとする彼女。揺れ動く気持ちが画面からひしひしと伝わってきます。なにより、監督のヒッチコックが、いかにイングリッド・バーグマンに対して思い入れが強かったかが画面からわかりやすく溢れ出ています(^-^;。
実はこの映画、アルフレッド・ヒッチコックの作品の中で私が一番好きな映画です。直接的な恐怖や、殺人のシーンはまったくなくて、ラブストーリーの印象が強いこの映画ですが、パーティで酒蔵を探っているときに、お客さんに出しているワインがどんどん無くなって、「レインズがワインの補充にくると見つかってしまう~」というシーンは、会場にあるワインの本数が少しずつ減っていくだけでだけでかなりスリリングでドキドキです。最後に正体がばれて毒を盛られたバーグマンがいかにして助かるか等々、サスペンスとしても超一流の出来なのです。
『汚名』は個人的にはヒッチコックの最高傑作だと思ってます。かなりおすすめです。
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